映画「図書館戦争」を観ました。
以下、これから見る人に支障のない範囲でネタバレ情報があります。
本編とはあまり関係ないところで感動しました。
それは児玉清さんの出演です。
児玉清さんは亡くなっているので、当然、通常の出演ではありません。
「故人」という設定での写真だけの出演でした。
エンディングのクレジットにも「児玉清」の名前がありました。
児玉清さんは、知る人とぞ知る読書家で、
読書に関するテレビ番組を持たれていたほどです。
おそらく読書家だった児玉さんに敬意を表しての「特別出演」だったと思います。
その粋な演出に感動しました。
児玉さんを知らない若い人には、この感動は伝わらないだろうなあ。
さて、本編ですが、とても楽しく見させてもらいました。
武力行使もいとわない「メディア良化隊」による不当検閲と
読書の自由を守る自衛組織「図書隊」の壮絶な戦いを描いた作品ですが、
その対立の根源となった要因をもっと深く描くべきだったと思います。
何故殺し合いをするほどの状況になってしまったのか、説明不足のように思います。
岡田准一が演じるのは図書隊員の鬼教官で
榮倉奈々が演じるのは元気いっぱいな新米女性隊員です。
2人の恋愛に関しては、少女マンガでよくあるパターンで、
もうちょっと何とかならんかいな、と正直思いました。
岡田准一は「SP」の役柄とだぶってしまった感じもします。
関連情報
図書館戦争